おかしな神々の本質

なぜ、人間は多くの神々を造っては拝むのでしょうか?それは、人間の欲望・願望を満たして欲しいと願うからです。商売が繁盛して裕福な生活をしたいがために商売繁盛の神を拝み、試験に合格したいがために学問の神を拝むといった具合にです。随分前にカラオケ地蔵なるものが新聞広告で売りに出されていたのを見たことがあります。カラオケが発明されるまではいなかったであろう神が新登場することに失笑せざるを得ませんでした。つまり、人間は自分の欲望をかなえてもらうためならば、見境なしに何だって拝むのです。これは性欲を満たすためだったら相手は誰であっても良いというのとなんら変わりがありません。聖書は、そのような神々を拝むことを偶像崇拝と呼び、 唯一のまことの神に対する「姦淫」 であると断罪しています。


また、人間が造り出した神々は、自分勝手な人間にとって大変都合がよいのです。自分に利益を与えてくれなければ、 簡単に捨てることができるからです。


「♪てるてる坊主てる坊主

  あした天気にしておくれ

  それでも曇って泣いてたら

      そなたの首をチョンと切るぞ♪」



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