少し前の資料ですが、アメリカの精神科に入院している誇大妄想の患者で、一番多いのが自分を大統領だと思い込むことで、二番目が自分をキリストだと思い込むことだというのです。そして大統領だと思い込む患者は、軍隊に命令を出し、またキリストだと思い込む患者は、他の患者に自分を礼拝するようにと説くのだそうです。
イエス様は、ご自分が神であると明言されました。はたしてイエス様は、ただの人間であったのに自分が天地を創造した神であると錯覚した可哀そうな人であったのでしょうか。
まずイエス様には、精神疾患を患っている人特有の頑固さも、不安定さもありませんでした。かえってイエス様は、その主張にふさわしい知恵と力、真理と愛、正義とあわれみをすべて兼ね備えておられました。ですから、弟子たちはもちろんのこと、サマリア人もイエス様を神の子と告白しました。またローマ総督やイエス様に恨みや敵対心を抱いた者たちまでも、イエス様の圧倒的な神格的輝きを認めざるを得ませんでした。
そして、ただの誇大妄想の狂人が、二千年以上に渡り人類に良い影響を与えることは出来ない事です。