罪とは神様の目から見た悪い行いのことです。
「義人はいない。一人もいない。」(ローマ三章十節)
義人とは正しい人のことです。人間の中には立派に見える人がいます。また人の目には、皆が罪人とは見えないかもしれません。しかし神様はすべての人が罪人であると語っています。なぜこれほど見方が違うのでしょう。それは基準が違っているからです。
たとえば「あなたは背が高いですか。」と聞かれたらどうでしょうか。日本では一八〇センチというと高身長ですが、オランダ人は平均が一八四センチですので、オランダに行くとやや小柄となります。同じように罪人かどうかは周りの人との比較では分からないのです。
国によって善悪の基準は変わり、また同じ国でも時代によって変わります。罪の問題を正しく理解するために、変わらない正しい基準が必要です。永遠の神の完全な聖さこそ、罪を計る正しい基準です。