十字架上の言葉

「父よ、彼らをお赦しください」


イエス・キリストの十字架は誰のためだったのでしょうか?それは、すべての人のためです。イエス・キリストはご自分を十字架につけたユダヤ人やローマ兵のためにさえも、彼らの罪が赦されることを願って「父よ、彼らをお赦しください」と祈ることがおできになられました。イエス・キリストは、全ての罪人たちの身代わりとなって罪のない血を流し、罪の精算をしてくださったのです。そしてその全ての罪人の中には当然あなたも含まれています。

ここに宗教とまことの神による救いとの違いがあります。神は罪人を救う時に、人に何も要求なさいません。救いは神の恵みにより、プレゼントとして与えられるのです。それは無代価であり、即時です。

ではどのようなものが救いを受けることができるのでしょうか。それは神の御前に罪を認めて、救いを求め願う人です。

その罪の認め方とは、「そりゃ誰でも罪ぐらい犯すでしょう」というような認め方ではありませんまた「もちろん罪を犯すこともあるけれども、私は善良だし、人生も上々だ。十字架無しでもおそらく天国に行けるだろうが、天国行きを確実にするためにイエスを信じよう」でもありません。「イエス・キリストの十字架がなければ、私はどう生きようと、どれほど努力しようと私は人生の終わりに神の裁きに至っていた。十字架以外には、私が救われる方法は無い。なぜならば私は神の御前では全き罪人だからだ」と認めることです。神は愛なる神です。神の恵みは深いのです。その人にただで救いを与えてくださいます。

ですから、あなたに心からお願いします。神の御前であなたの罪を率直にそして全面的に認めてください。そして、イエスキリストをご自身の神、救い主として心に信じ受け入れてください。そうするならば、神はあなたに罪の赦し、地獄からの救い、天国での祝福を必ずお与えくださいます。

最後に使徒パウロの言葉を引用します。

『「キリスト・イエスは罪人を救うために世に来られた」ということばは真実であり、そのまま受け入れるに値するものです。私はその罪人のかしらです。』(第Ⅰテモテ一章十五節)


イエス・キリストはあなたのためにも祈られた


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