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聖書
皆さん、聖書を読んだことがおありでしょうか。聖書ほど多くの人に読まれてきた書物も、現在読まれている書物もありません。 聖書は、年間に六億冊ほど印刷されており、今までの総印刷数は最も少なく見積もって数十億冊で、実際にはもう一桁あるいは二桁多いと思われます。 そして聖書ほど愛読され、研究されている書物もありません。聖書は実に二五〇〇以上の言葉に訳されていますし、また聖書に出てくる全ての単語について、どこに何回出てくるかまで研究されて、一語一語まで大事にされて読まれてきました。これは、聖書を読んでほしいと思う人が如何に多く存在するか、また聖書を正しくまた深く味わいたい人が如何に多くいるかを明瞭に表しています。
また聖書は、私たちの生活にも深く入り込んでいて、普段使いの表現で「目からうろこが落ちる」は聖書からの引用ですし、また、「右の頬を打たれたならば、左の頬を出せ」も道徳律として非常に有名です。また、私自身「そしてあなた方は真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」という聖書の言葉は、私がイエス・キリストを信じる前から非常に心を惹かれていた御言葉でした。さらに、聖書を題材とした絵画、彫刻、音楽、小説などは挙げればきりがありません。 多くの人にいのちを与え、生きる希望、人生の指針を与えてきた「聖書」をあなたも読んでみませんか?
では、聖書は何を語っているのでしょうか。
初めに神が天と地を創造した。
創世記一章一節
この世界をお造りになった真の神がご存在されます。すなわち人間はサルから進化したものではなく、進化論は間違いであると聖書は語っています。 どんなデザインであってもデザインがあるということは、デザイナーがいることを示しています。高層ビルが建っていれば、そこに構造設計、意匠設計などなど様々な分野での設計者がいることが分かるでしょう。植物の葉脈の中にも設計があります。鷹の目にも設計があります。もちろん人間の体にはまさに傑作と言ってよいほどすぐれた設計があります。すなわち、天と地とその中にある全ての物をお造りになった創造主がおられるのです。実際、世界中のどこにおいても本当のクリスチャンは、進化論は非科学的であり誤りであることを認めています。聖書は、世界の造り主、また人間を造り生かしておられる真の神の言葉なのです。
すべての人は罪を犯したので、神からの栄誉を受けられない。
ローマ人への手紙三章二三節
私たち人間にとって、もっとも大きな問題は、私たちが神の前にどうあるかという問題です。真の神を知らない人にとって、価値観は人の目です。日本人も例外ではありません。今から1500年ほど前の最初の憲法と言われる一七条憲法においても「和を以て貴しと成す」と書かれています。すなわち、正しさ、正義、清さ、聖さといったものは、最も重んじられるべきものでは無いという価値観です。「すべての人は」神の目に「罪を犯した」と映っているのであり、その結果、聖なる神によってあなたは正しいので天国に行けると言って頂ける人は一人もいないということです。
神は、いま全ての人に恵みをもって太陽の光を与え、雨を降らせておられます。しかし、人間に大地を与え、太陽の光を与え、空気、水、それら一切を与えておられる神に拒まれるということは恐ろしいことです。光も、空気も無く、愛情など皆さんにとって良いと思われる全ての者が無い場所に自分が行くことを想像してみてください。神は絶対者であられます。神は絶対的に正しく、神は絶対的に聖なる方です。その方の目に、皆さまは罪を犯した者、罪人とみなされています。当然、罪人は、神の基準に従って裁かれて地獄に行かなくてはなりません。そして、この教会新聞を読んでおられる皆さまをも、神は知っておられます。ぜひ、人の目に、また自分の目に、自分がどう映っているかではなく、真の神の目にご自分がどうであるのかを知ってください。
キリストは罪人を救うためにこの世に来られた。
テモテへの手紙第一一章十五節
しかし、神は皆さまを愛しておられます。神のご性質は愛だからです。そして皆さまを救うために救い主を用意して下さいました。それがイエス・キリストです。神のひとり子が処女の胎を通してこの世界に来て下さったのです。それは、皆さまの身代わりに神のさばきを受けるためでした。皆さまにも、今でも忘れることの出来ない罪がおありでしょう。その罪のためにも、それ以外にも、皆さまの犯した全ての罪のために、キリストは死んで下さったのです。それが十字架でした。
キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見出されませんでした。・・・そして、自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたはいやされたのです。
Ⅰペテロ2章24節
と書かれてある通りです。
聖書は、イエス・キリストを、自らの神として救い主として信じる全ての者に、罪の赦しと永遠の命を約束しています。ですからぜひ、罪の赦しを得て下さい。そして神のこどもとして新しく生まれて、喜びと希望に満ちた人生を、もちろん正義の住む天国へ行く方となってください。イエス・キリストは十字架で死なれて三日目に死の力を打ち破りよみがえられました。今も生きておられるので、信じる全ての者を救うことが出来るのです。
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
ヨハネの福音書三章一六節