統一協会からの解放 真の救いを知って(Mさんの証言)
高校三年生の終わり、一枚のチラシを渡され、勧誘を受けたのです。それがいわゆる「統一協会」との出会いでした。それからの私は人が変わったようにそこで語られる統一原理の教えに感動し、のめり込んで行きました。
卒業後、就職を止めてその統一協会に献身を決意していた私は、学校の先生や両親とかなり壮絶な戦いをし、最終的に名古屋に就職して、名古屋の統一協会に通うという選択をしました。
二十八歳までの内部の話は尽きないので省略しますが、とにかく、この世とは全く隔絶した特殊なところでした。ところが一〇年歩んで自分の心のうちに疲れや矛盾が生じて来たのです。どんなに熱心に信仰しても罪の力に打ち勝てなかったのです。命をかけて信じても逆に敗北し、心は疲れ、虚しくなっていき、死を考えることすらありました。
そして、とうとう統一協会を脱会する覚悟を決め、富山の実家に帰りました。とても社会復帰できる状態ではなく、酒、たばこ、ギャンブルも一時的な喜びでかえって虚しさは大きくなるばかりでした。
それから、愛媛県八幡浜市に移り住みました。仕事で訪問した先の方がクリスチャンで、誘われて教会に行くようになりました。そこで語られるメッセージは人間の罪深さ、キリスト様の十字架と復活でした。異端で洗脳され、心の重さに疲れ切っていた私をキリスト様は優しい深い愛と恵みをもって解きほぐしてくださったことをはっきりと覚えております。
キリスト様の十字架と復活は、私を重い苦しみから解放し、地獄ではなく天国に入ることが出来るという確信をもたらしました。キリスト様を信じた今は、キリスト様の下さった救いを喜んでいます。そしてキリスト様の為に生きて行きたいと、日々願って歩んでおります。