十字架上の言葉

「あなたは今日、わたしとともに

                   パラダイスにいます」


この世の宗教は、救われるために何らかのものを人に差し出すように要求してきます。それは、寄付であったり、勧誘活動や奉仕活動であったり、修行であったりします。このようなもので人が地獄から救われる事はありません。もし仮にそれが本当に救いのために必要ならば、貧しい方、子供や年配の方、病気の方たちは、救われないと言うことになってしまいます。しかもそのような行いをずっと続けなければならないならばどれだけの人に救いのチャンスがあるでしょうか。またそもそも神は、お金や働きに困っておられる方ではありません。

ここに宗教とまことの神による救いとの違いがあります。神は罪人を救う時に、人に何も要求なさいません。救いは神の恵みにより、プレゼントとして与えられるのです。それは無代価であり、即時です。


前記の「あなたは今日、私とともにパラダイスにいます」とは、十字架で刑罰を受けていた犯罪に対して、イエス・キリストが語られた言葉です。罪を悔い改めて、イエス・キリストに救いを求めた犯罪人に対して、即座に救いが与えられたのです。彼の地上の人生は、その日に終わろうとしていました。彼は何の良い行いもすることができませんでした。しかし、イエス・キリストは、ご自分の十字架での贖いの御業のゆえに、その犯罪人を救ってくださったのです。彼は今、イエス・キリストとともに天国にいます。


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