「死んだはずの人が何時間か後に息を吹き返したというニュースを何度も目にしたことがある。」と言う方もあるでしょう。確かに、一度心肺停止し、奇跡的に息を吹き返す人もいます。しかし、それは「蘇生」と言います。本当の意味ではまだ死んでいなかったのです。人に命を与えるのも取られるのもそれは神のみがなさることです。聖書にも「神ご自身がすべての人に、いのちと息と万物を与えておられる」(使徒一七章二五節)とあります。また蘇生は、聖書の言う復活ではありません。
キリストが死後三日目に復活された時、キリストの肉体は二度と死ぬことのない完全な肉体でした。しかも、物質を通り抜けることもでき、重力に縛られることもない肉体でした。イエス・キリストを信じる者は、現在の肉体をもって一度死にますが、やがてキリストと同じ栄光の体に復活させられ、天で神と共に永遠の喜びの時を過ごすようになることが約束されています。
「今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」(第一コリント一五章二〇節)